政治に対して関心がないこと。また、その状態。
政治学者のH・D・ラスウェルは、政治的無関心を3つに分類。
- 脱政治的態度(デポリティカル)
- かつて政治に関与していたものの、自己の期待を充足することができずに、政治に幻滅してしまい、政治に関心を示さなくなる態度。
- 無政治的態度(アポリティカル)
- 他の物事に関心を奪われており、政治への知識や関心が低下する場合。政治は自分とは関係ないと考える態度。
- 反政治的態度(アンティポリティカル)
- リースマンは現代の政治的無関心を伝統社会のそれと対比させる。
- 伝統型無関心
- 前近代社会では、政治は身分的に特定の少数者が行うものと考えられていたので、庶民は政治とは無縁で、関心をもとうとしなかった。政治は「お上」のやることと信じ込んでいる。
- 現代型無関心
- 現代の大衆社会の特徴とされるのは、政治に対して冷淡な態度。政治について、知識や情報を持っており、また政治に背を向けているわけではないが、政治に関連したことで主体的行動をおこす気持ちがなくなっている状態。自分の政治的責任を知りつつも、それを果たさずに、非行動的で傍観者的な態度をとる。
- 先進国にも伝統型無関心はみられる。かつて急激な社会変動を経た日本では、高齢者に伝統型無関心が残っているとされる。