生存権

「生存権」についてのメモ。生存権とは…
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生存権 †

国民が人間らしく生きるために必要な諸条件を国家に要求できる権利。

  • 日本国憲法は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を定め、その実現にむけた国の努力義務を規定している。

人間が人間らしく生きる権利。人間が生きることそれ自体は権利以前の問題であり,生存権が生存の権利として考えられるのは,一定の社会関係のなかで.健康で文化的な生活を営むことが権利として認められることを意味する。より具体的には,人間には,勤労,教育の機会が与えられ,各種の社会保障を通じて,健全な環境のもとで,身心ともに健康に生きる権利が与えられるのであり,その反面,国家には,国民にそのような生活を保障する義務が発生する。日本国憲法は,第25条を中心にしてこの権利を保障している。

◆生存権(英 right to life; 独 Recht auf Existenz)〔法律問題用語〕
生存に必要な条件の確立を要求する権利。自由な生活を妨げられない、というだけの権利ではなくて、一定の程度の生活ができるように、これに必要な条件を国家がととのえることを要求することのできる権利をさす。日本国憲法二五条に、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」とあるのが、その基本的な規定である。ただこの憲法の規定を直接の根拠として、たとえば、生存に必要な最低限度の主食の配給を受ける権利があることの確認などを裁判上求めても、裁判所はこれを認めないから、立法者がこれに基づく社会政策立法で、生存権を具体的に保障しない限りにおいては理念だけに終わってしまうおそれがあり、いわゆる朝日訴訟や堀木訴訟に関する最高裁の判決については批判が少なくない〔前者の判決は一九六七(昭和四二)年五月二四日、後者のそれは八二年七月七日〕。なお、このような憲法の規定は、プログラム規定といわれる。






2007-03-10 (土) 21:44:02 (3878d)