責任内閣

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責任内閣 †

議院内閣制のもとで、内閣が議会に対して責任を負う制度。内閣は議会の多数の支持により成立し、その信任を失った場合には辞職する。

超然内閣

議院内閣制は,イギリスの近代議会史のなかでしだいに成立してきた。18世紀初頭になると,大臣副署制の運用によって,君主権力の実質が大臣たちの手に移行しはじめ(1714年にハノーバー王朝の初代として王位についたジョージ1世が英語を解さなかったことが,大きな転機となった),それとともに,大臣たちは君主により任命されると同時に,議会とりわけ下院の信任を得ていることが必要とされるようになった(1742年,R. ウォルポール首相は,国王の信任を得ていたのに,下院の支持を失って辞職した)。もともと,大臣の対議会責任は,法によって定められた弾劾事由にもとづいて個々の大臣の責任を問うために,下院が上院に対して弾劾 impeachment の手続をとる,という形で追及された。そのような個々の大臣についての弾劾手続から出発して,しだいに,弾劾を避けるために議会の支持を失った大臣はみずから辞職するようになった。同時に,大臣たちが共通の政策を基礎として行動するところから,議会に対する内閣としての連帯的政治責任という原則(責任内閣制)ができあがってくるのである。その際,君主の手になんらかの実質権能がのこっている段階では,君主と民選議院の二元的な対抗状況を前提とし,内閣はその両者に責任を負う。これが二元主義型の議院内閣制であり,議院内閣制の機能が君主と民選議院の間の〈均衡と抑制〉(チェック・アンド・バランス)にあると説明する図式は,この時期の制度を念頭においたものである。






2007-03-10 (土) 21:44:14 (3729d)