戦争責任

「戦争責任」についてのメモ。戦争責任とは…
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戦後補償

戦争責任 †

第1次大戦以後に問題とされるようになった,侵略戦争を起した責任をめぐる議論。第1次大戦の教訓から,連合国は,第2次大戦では枢軸国の国民全体を厳しく追及するのではなく,枢軸国指導者に責任を集中させる<指導者責任観>を唱えた。そしてニュルンベルク裁判や*東京裁判を通して指導者の<開戦責任>を追及する一方,ドイツの場合は<非ナチ化>,日本では<非軍事化,民主化>を目標とし,戦争を起すに至ったそれぞれの社会の変革をめざす占領政策を展開した。敗戦直後,東久邇宮内閣は問題を<敗戦責任>ととらえ,<*一億総懺悔>による天皇への謝罪に問題をすり替えた。東京裁判の公判を通して,日本の知識人などの間でも主体的な戦争責任論議が始まり,また東京裁判で不問にされた天皇の戦争責任をめぐる議論が起った。しかし国民の戦争協力や戦争責任の問題は深められることなく推移し,1970年前後からようやくアジアの民衆に対する加害の問題をはじめ国民レベルでの議論が深まってきた。学校教科書での記述や従軍慰安婦問題などで,日本国家としての責任の不明確さと補償の不十分性をめぐって,政治的にも問題となった。






2007-03-10 (土) 21:44:22 (3793d)