多極共存型民主主義

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多極共存民主主義

レイプハルトの多極共存型デモクラシー †

  • 民主主義は一般に,人民の同質性を前提とする。ある程度文化的・歴史的同質性がなければ,民主主義が有効に作動しないと考えられていた。
  • 民主主義の安定モデルとしては「同質的な政治文化」を有する英米型の政治体制が長らく理想とされた。
  • しかし,

A.レイプハルトとG.レームブルッフ
1960年代に,オランダ,ベルギー,オーストリア,スイスといった西欧の小国の実態分析から,新たな民主主義像を提示。

「人種、宗教等多様な政治文化」を有する国においても、異なる政治文化を代表するエリート間の協調によって安定的な民主主義を維持していることをあきらかにした。

文化的・歴史的・言語的・宗教的に異質な人々からなる国家であっても,一定の条件を満たせば,エリートたちが協調的に行動することによって、安定的な民主政治が営まれうるということを実証した。

といい,その条件とは,

  1. 大連合
  2. 相互拒否権
  3. 比例制原理
  4. 各集団の自律性

この条件は,各サブ・カルチャーを代表するエリートたちの協調的行動が成熱したレベルにあることを意味する。

  • 「合意民主主義」とも呼ばれ、イギリスをモデルとする「多数決民主主義」と対比される。





2007-03-10 (土) 21:44:42 (3729d)