多極共存民主主義
A.レイプハルトとG.レームブルッフ
1960年代に,オランダ,ベルギー,オーストリア,スイスといった西欧の小国の実態分析から,新たな民主主義像を提示。
「人種、宗教等多様な政治文化」を有する国においても、異なる政治文化を代表するエリート間の協調によって安定的な民主主義を維持していることをあきらかにした。
文化的・歴史的・言語的・宗教的に異質な人々からなる国家であっても,一定の条件を満たせば,エリートたちが協調的に行動することによって、安定的な民主政治が営まれうるということを実証した。
といい,その条件とは,
この条件は,各サブ・カルチャーを代表するエリートたちの協調的行動が成熱したレベルにあることを意味する。