沈黙の春

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Silent Spring

沈黙の春 †

1962年に出版されたカーソン(R.カーソン)の著書。DDなど農薬を含む人工化学物質の大量使用による危険性を,環境問題の立場から多くの実証的データによって警告し、世界的な反響を呼んだ。

農薬による環境汚染を告発した,アメリカの海洋生物学者でエッセイストのレーチェル・カーソンRachel L. Carson(1907‐64)の著書。彼女は殺虫剤,除草剤として大量に散布されてきた DDT などの有機化合物が,生態系の連鎖のなかで蓄積されて動植物や人間に深刻な毒性をあらわし,微妙な〈自然の均衡〉を破壊していると,多くの実例を紹介しながら警告した。1962年に出版された本書はベストセラーとなり,日本でも64年に紹介された。現代のエコロジー運動の意識を覚醒させることに大きく寄与した書である。

カーソン

Rachel Louise Carson
(1907―64)アメリカの海洋生物学者、作家。ペンシルベニア州スプリングデール生まれ。ペンシルベニア女子大学、ジョンズ・ホプキンズ大学動物学科大学院に学び、1932年修士号を取得。メリーランド大学で短期間教鞭{きょうべん}をとったのち、政府の漁労野生生物局に海洋生物学者として入り、のちにウッズ・ホールとボーフォートの海洋生物学研究所に勤めた。少女時代から文章家を目ざし、農薬の危険性を警告した『沈黙の春――生と死の妙薬』(1962)によって世界的名声を博した。この著作は文明諸国に大きな衝撃を与え、自然保護や環境保全の重要性を認識させる先駆けとなった。






2007-03-10 (土) 21:45:52 (5153d)