通貨同盟

「通貨同盟」についてのメモ。通貨同盟とは…
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貨幣同盟

通貨同盟 †

国際貿易の不便を除くため、条約・協定によって国家間の貨幣の対外価値を相互に一定の比率に確保する同盟。

貨幣同盟とも呼ばれる。複数の主権国家が経済発展を促進する目的のため,同盟内部の国際通貨取引の障害を取り除く国際協定を結んで成立する経済同盟を指す。
 一般に独立した主権国民国家はその政治的および経済的主権を行使して独自の通貨政策を含む経済政策を行う。この独自性は各国に独自の歴史や文化,経済事情および政策目標がある以上当然のことであるが,他方そのため国際経済取引が複雑となり,またいろいろな通貨取引の障壁も生じやすい。このため国際金融および通貨取引の効率性が低下する傾向が生じる。この場合の通貨取引の障壁とは,異なる通貨単位の換算をめぐる煩雑さ,為替相場の変動による混乱,外国為替取引に関する種々の制限,国内金貨・銀貨の流出入や劣悪な通貨の攪乱的流出入等が挙げられる。これらの障害を部分的に取り除くためには,各国の経済主権の一部を制限する国際協定を結び,この主権の制限の代償として,国際通貨取引の円滑化と効率化を得ようとするのが通貨同盟である。したがって通貨同盟のための協定には,(1)固定相場制の採用,または為替相場の変動幅の一定限度内への縮小,(2)共通通貨および通貨単位の部分的採用,(3)為替取引についての制限の部分的除去,(4)中央銀行間の支払決済方法の円滑化のための協定等が含まれる。
 このような国際通貨協調を極限にまで推し進めるときは唯一の共通通貨が同盟内部のすべての国で流通するようになり,加盟国が独自に財政・金融・通貨政策を行う余地は消滅する。この場合,通貨同盟は通貨面では一つの統一国家となることを意味する。別な言い方をすれば,この場合,各国の独立した中央銀行や大蔵省は解消され,同盟全体のための統一された一つの中央銀行や大蔵省が創設されることになる。このような通貨統合は通常政治的・軍事的統合も同時に行われなければ不可能なので,通常の通貨同盟がこのような極限の状況まで発展する例は,武力による征服,統一を行う場合(植民地等)を除けば少ない。






2007-03-10 (土) 21:45:57 (3665d)