本来は、退職した公務員が勤務した官庁と関わりの深い民間企業へ再就職することを指す言葉だが、特殊法人、地方自治体への再就職の場合にも使われる。国家公務員法には天下り禁止規定があるが、実際には広範に行われている。人事行政上の活力を維持するためにやむをえないとする意見もあるが、官庁と企業の癒着の温床となっているとか、特殊法人の整理統合がなかなか進まない一つの要因となっているといった批判も根強い。