南北問題

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南北問題 †

北半球を主とする先進工業国と,低緯度地帯および南半球にある発展途上国との貧富の格差がもたらす政治的・経済的諸問題の総称。

南南問題

 第二次世界大戦後、帝国主義の植民地体制の崩壊により、植民地諸国は次々と政治的独立を獲得していった。これらの新興独立国にとって、経済的自立を達成することが差し迫った問題となった。しかし、戦後の貿易体制(GATT)のもとで、低開発国から輸出される一次産品の価格が工業品と比べ相対的に不利になるという交易条件の悪化が進行し、南の低開発国と北の先進国とのあいだの経済的格差はむしろ拡大した。

 1960年代にはいると、低開発国の経済開発が重大な国際問題とみなされるようになり、国連貿易開発合議(UNCTAD)の開催を契機に、低開発国は先進国に対し、一次産品の価格安定とその輸入制限の撤廃、製品・半製品輸出への特恵供与、資金援助などを要求し、国内では輸入代替工業化を進めようとした。その挫折を経て1970年代には新国際経済秩序(NIEO)による集団的自律の要求があらわれるが、いまだに十分な成果をあげていない。






2007-03-10 (土) 21:46:55 (3813d)