比較制度分析

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CIA,Comparative Institutional Analysis

比較制度分析 †




  • 比較制度分析は、経済システムを次のような新しい視点から分析する。
  1. 同じ資本主義経済システムであっても、どのような制度配置がその内部に成立しているかによって、さまざまな資本主義システムがあり得る(資本主義経済システムの多様性)。
  2. 1つの制度が安定的な仕組みとして存在するのは、社会の中である行動パターンが普遍的になればなるほど、その行動パターンを選ぶことが戦略的に有利となし、自己拘束的な制約として定着するからである(制度の持つ戦略的補完性)。
  3. 多様なシステムが生まれるのは、1つのシステム内のさまざまな制度がお互いに補完的であり、システム全体としての強さを生み出しているからである(経済システム内部の制度的補完性)。
  4. そのため経済システムには完成があり、経済のおかれた外部環境と蓄積された内部環境の変化と共に徐々に進化・変貌する(経済システムの進化と経路依存性)。
  5. 経済システムの改革や計画経済から市場経済への移行にあたっては、ビッグバン型のアプローチよりも漸進的改革のほうが望ましいと考える理由がある(改革や移行における漸進的アプローチ)。
    青木昌彦/奥野正寛 編著『経済システムの比較制度分析』P.2









2007-03-10 (土) 21:47:42 (3851d)