古代末期から中世にかけて、平氏・源氏を棟梁(とうりよう)と仰いだ武士の集団。初め惣領制的結合だったが、南北朝以降地縁的結合が強くなり、戦国大名の家臣団編成によって解体した。
武士の集団。平安中期以後、荘園・公領に分散していた武士は平氏・源氏を棟梁(とうりよう)に団結し、各地に武士団を形成した。はじめ血縁関係を核とした惣領制的結合であったが、南北朝以後は地縁結合である一揆(いつき)や党が生成し、戦国期には大名の家臣団編成が進んで消滅した。
皇室 | 平氏 | 源氏 | 摂関家 | |
天皇方 | 後白河 | 平清盛 | 源義朝 | 藤原忠通 |
上皇方 | 崇徳 | 平忠正 | 源為義 | 藤原頼長 |
(意義)武士の中央政界での地位確立
武士 | 院の近臣 | |
平氏方 | 平清盛 | 藤原信西 |
源氏方 | 源義朝 | 藤原信頼 |
(意義)平氏政権確立の契機