福祉国家再編

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福祉国家再編の背景 †

  • 福祉国家の黄金時代」を経て,現在の福祉国家は修正を迫られている。
  • 一般に三つの要因が福祉国家の後退をもたらしたとされる。
  1. 福祉国家は市場の正常な働きを妨げ,労働・貯蓄・投資のインセンティブを弱めた
  2. 先進国人口の高齢化が長期的に福祉国家に打撃を与えた。
  3. グローバル経済の進展によって寛大すぎる政府や非競争的な経済が歓迎されないようになっている
  • エスピン=アンデルセンらは,このような議論は誇張であると反論。
  • 確かに、「平等主義と雇用」の間のトレードオフは悪化し,社会は高齢化し,経済のグローバル化が各国政府のとりうる選択の幅を狭めているのは事実。しかし,福祉国家のタイプによってこれらの変化への対応はきわめて異なっている。
  • エスピン=アンデルセンによれば,現在の福祉国家の問題はむしろ
    1. 市場の失敗(労働市場がうまく機能せず,社会政策に過度の重荷を課してしまう)
    2. 福祉国家の失敗(社会保障が古いかたちのままで凍結し,新しい要求に応じられなくなっている)
  • によって生じている。





2007-03-10 (土) 21:48:11 (4906d)