母性保護論争

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母性保護 †

女性が持っている妊娠・出産などの身体機能を損なうことがないように、労働時間の制限や危険有害業務への就業禁止など、女性労働者を保護すること。

母性保護論争 †

  • 与謝野晶子
    • 「女子が自活し得るだけの職業的技能を持つと云ふことは、女子の人格の独立と自由とを自ら保証する第一の基礎である」(「女子の職業的独立を原則とせよ」)
    • 「婦人は如何なる場合にも依存主義を採つてはならない」「たとひ男子にその経済の保障があつても女子にまだその保障が無い間は結婚及び分娩を避くえきものと思ひます」(「女子の徹底した独立」)
  • 平塚らいてう
    • 「母は生命の源泉であつて、婦人は母たることによつて個人的存在の域を脱して社会的な、国家的な*1存在者となるのでありますから、母を保護することは婦人一個の幸福のために必要なばかりではなく、その子供を通じて、全社会の幸福のため、全人類の将来のために必要なことであります」「それはどこまでに婦人並に母の経済的独立を厳重せられるなら、かうした要求を婦人の前に提出せらるに先立つて、婦人の職業教育の奨励、職業範囲の拡張、賃銀値上問題*2」等にまず*3大に努力せらるべきでありませう」(「母性保護の主張は依頼主義か」、香内信子・編『資料 母性保護論争』)

*1 『女性の言葉』に収録に際しての加筆では“人類的な”
*2 同じく改訂においては“婦人労働状態の改善”
*3 同じく“まず”も加筆





2007-03-10 (土) 21:48:36 (3930d)