包括政党

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catch-all party

包括政党 †

引衆政党(中央日報・噴水台)

 商売は、人が多く集まる所でやってこそ上手くいくものだ。 そのため中心街には店が密集してできる。

 政党も似ている。 人が多い所で何かしてこそ、票をもっと多く得られる。 郊外の衣料店が成功し、明洞(ミョンドン)の真ん中に進出するように、政党も大きくなるほど有権者がたくさん集まる中心部に出てくるようになる。極左や極右は得票に限界がある。

 政治学ではこれを「引衆政党」と呼ぶ。大衆をみんな支持勢力に引き込もうとする政党という意味だ。 特定理念に基盤を置かず、選挙で勝つために各界各層の有権者に支持を訴える政党である。 このため、政策がお互い似てくる。 これを英語で「catch-all party」という。

 これはもともと、第2次世界大戦後の理念の枠組みから抜け出し、大衆的な支持を訴えるようになった西欧の政党を指した言葉だ。 特にヨーロッパでは、支持基盤が進歩勢力に限定されていた社会党が、支持層を拡大しようと努力した。 また、少数指導者中心の幹部政党も大衆組織に変革するようになった。 各政党がより多くの票を得るためだった。 事実、執権を目標にする政党には、引衆政党へ進む可能性が常に開かれているといっても過言ではない。

 これに対する評価は交錯する。 分裂した大衆を統合する役割をするという見方もある。 半面、政策の差別性がなくなるという点で、多様な利害関係を反映しなければならない政党政治の根本趣旨を毀損するという指摘もある。 いいように見ると汎国民政党であり、悪く言えば「ごった煮政党」ということだ。

 政策が類似すれば有権者は人物を見て投票するようになる。 こうした投票が長く続けば、政党はボス中心の派閥組織に転落しやすい。 われわれの歴代政党が総じてそうだった。 そのためか、国内では引衆政党に対して否定的な見解がもっと多いようだ。

 理念(または政策)政党が引衆政党に変質するのは、票に対する誘惑が大きいためという。 その誘惑の前では、毅然になるか、柔軟になるかの2つに一つだ。






2007-03-10 (土) 21:48:38 (3879d)