本居宣長

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本居宣長 †

江戸時代後期の国学者。幼名小津富之助。号は芝瀾,のち舜庵。商家に生れ,23歳のとき医学修業のため上京。堀景山に儒学を学び,契沖の著作に触れ,古学に開眼。27歳で歌論『排蘆小船』を書き,34歳のとき『石上私淑言』(1763),『紫文要領』(63)などの文学論を著わした。同年松坂で賀茂真淵に出会い入門。『古事記』の詳細な注釈に取りかかり,34年をかけて『古事記伝』を完成。書斎を鈴屋と名づけ,門人たちへの講義を行なった。『直毘霊』(72),『馭戎慨言』(77),『葛花』(80)などはこの頃の古道論である。天明の飢饉にあたり,紀州侯徳川治貞に求められて『秘本玉くしげ』の政治論に『玉くしげ』の君子道論を添えて奉った。紀州侯徳川治宝に仕え,五人扶持を受けた。『玉勝間』(95〜1812)や『源氏物語玉の小櫛』(1799),彼の学問の方法論の集大成ともいうべき『宇比山踏』(98)など多数の著書を著わし,国学の完成者として多大の影響を及ぼした。国語研究にも画期的な業績を残しており,その研究は文法と音韻の2つに大別される。文法研究は係結を中心とする文中における語の呼応関係と活用の研究が中心であり,その著書にはそれぞれ『てにをは紐鏡』『御国詞活用抄』がある。音韻研究は漢字音が一つのテーマで,『字音仮名用格』『漢字三音考』などが知られる。また『古事記伝』では,上代文献の用字法についても調査し,語によって用いられる仮名に一定の排他的関係があることを指摘した。






2008-05-29 (木) 22:56:30 (3225d)