名誉の殺人

「名誉の殺人」についてのメモ。名誉の殺人とは…
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名誉の殺人 †

  • ヨルダン、アフガニスタン、パキスタンなど、アジアや中東の一部地域に残っている風習。
    • アムネスティ・インターナショナルでは中東のみならずヨーロッパ、パキスタン、ブラジルなどでも「名誉の殺人」が行われており、被害者は年間5000人以上を数えていると発表している。
  • イスラム教の教義に基づいたものであるとも、地域一帯の古い文化的規範ともいわれる。イスラム教成立前の部族社会に存在した家父長制主義が、婚外交渉を避けるために女性にヴェール着用を強制した。そうした価値観と習慣が温存された結果だと理解される。
  • 女性の婚前、婚外交渉は「家族の名誉を汚す」とされ、父親や男兄弟がその女性を殺害して家族の面目を保たなくてはならない。家族にそういう女性が出ると、家族会議で殺害手段が決定される。
  • 処刑を行った男性は「英雄」となり、罪に問われることはほとんどないという。夫からの家庭内暴力による離婚や、レイプにあった場合でも同様。

生きながら火に焼かれて †

  • 1960年ごろヨルダンの小さな村に生まれたスアドという女性の場合、17歳のときに婚前交渉で妊娠。これが家族に知られて、義兄の手でガソリンをかけられ、生きながら火あぶりにされた。瀕死のやけどを負って入院中にヨーロッパの人権団体に救出されて故国を脱出し、現在はヨーロッパで暮らしている。その経緯を書いた『生きながら火に焼かれて』(ソニー・マガジンズ発行)がヨーロッパや日本でベストセラーとなり、こうした風習がいまだ中東地域に残っていることが知られるようになった。





2007-03-10 (土) 21:49:05 (3816d)