唯物史観

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ゆいぶつしかん 史的唯物論

唯物史観 †

 社会の構造と発展に関するマルクス主義の歴史観。

 社会生活の基礎を物質的な生産力におき、社会の歴史的発展が物質的生産に基づくことを示したもの。生産力と生産関数とが社会の下部構造を規定し、それに照応した上部構造が形成される。物質的生産力の変化は下部構造および上部構造を変化させ、社会全体が変化・発展するという説。

 マルクスは『経済学批判』の序文で唯物史観の要約をおこなっているが、その内容は社会の発展段階についての命題と、あらゆる社会に通じる発展の一般的法則についての命題とからなる。社会の発展段階は、アジア的、古代的、封建的、近代ブルジョア的生産様式の四つに区分される。このうち「アジア的」が何を指すかは議論の余地があるが、「古代的」「近代ブルジョア的」は「奴隷制的」「資本制的」と言い換えられる。

 どの社会の発展も次の法則に従う。社会の物質的生産力の一定の発展段階にはそれに順応する生産諸関係があり、生産諸関係の総体が形づくる経済的機構が土台となって、そのうえに法律的・政治的諸関係または社会的な意識諸形態が上部梼造としてそぴえる。生産力の発展が既存の生産諸閑係と矛盾し後者が発展の足かせとなるとき、社会革命が生じ上部構造はくつがえる。マルクスはこれらを経済学研究への「導きの糸」とした。






2007-03-10 (土) 21:49:17 (4266d)