労働力商品

「労働力商品」についてのメモ。労働力商品とは…
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労働力商品 †

マルクス経済学

 資本が労働力を市場で商品として買い、生産過程でその使用価値を消費することは、資本による商品の生産の決定的な前提条件である。ところが労働力商品は、一般の生産物が商品であるのとは異なる、特殊な性格をもつ。労働力商品の使用価値をなす労働が、価値を形成するというだけではない。
 まず第一に、労働力商品の価値は、生産物の価値のように、その再生産に技術的に要する労働時間によって規定されるのではない。労働力の価値を決定するのは必要生活手段の価値であるが、必要生活手段の質と量は、歴史的・文化的条件に依存する。第二に、労働力は生産過程で支出されてはじめて価値および剰余価値を生むが、そのために労働過程に対する資本の管理の問題が残る。第三に、労働力の再生産は資本の干渉しえない領域であり、資本の自由になる労働力の供給が常に保証されるとはいえない。過剰蓄積はこの制約から生ずる。






2007-03-10 (土) 21:50:02 (4272d)