A級戦犯

「A級戦犯」についてのメモ。A級戦犯とは…
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A級戦犯 †

  • 第二次大戦後、連合国が「平和に対する罪」「人道に対する罪」を問うために訴追した日本の重要戦争犯罪人のこと。通例の戦争犯罪を裁いたBC級戦犯と区別された。A級戦犯容疑者として100人以上が逮捕されたが、うち28人だけが極東国際軍事裁判にかけられた。

A級戦犯/B級戦犯/C級戦犯 †

  • 昭和21年、連合国軍総司令部(GHQ)極東国際軍事裁判(東京裁判)は、共同謀議して侵略戦争を計画、遂行したとして、東条英機元首相ら28人をA級戦犯として起訴した。
  • 裁判は「法なくして罪なし」とする罪刑法定主義、後に制定された法律で処罰することを禁じる事後法禁止に違反するとして、インドのパール判事は全員無罪を主張した。いわゆる「自由主義史観」に立脚する人々は、この点を力説する。
  • また、「A級戦犯」は最も罪が重いという意味に誤解されがちだが、A・B・Cの区別はランク付けではなく、分類。
    • A級戦犯
      • 侵略戦争を遂行した「平和に対する罪」。国際法に規定がなかったために、事後的に作り出されたもの。
    • B級戦犯
      • 戦争法規・慣例に違反した「(通常の)戦争犯罪」。
    • C級戦犯
      • 民間人に対する迫害を実行した「人道に対する罪」。
  • という犯罪の範疇を示す。
  • A級戦犯は7人、B・C級戦犯は1000人以上が処刑された。

平和に対する罪 †

crimes against peace

第二次世界大戦ののち、ニュルンベルクおよび東京で国際軍事裁判が行われ、ドイツおよび日本の戦争指導者が処罰されたが、その際、従来の戦時犯罪のほかに、平和に対する罪と人道に対する罪についても処罰の対象とされた。これらの裁判所の条例によれば、平和に対する罪とは、「侵略戦争を、若しくは国際法・条約・協定・誓約に違反する戦争を計画し、準備し、開始し、遂行したこと、又はこれらの行為を達成するための共同の計画や謀議に参加したこと」である。侵略戦争が違法であることは、すでに第一次大戦終了時以来確立してきていたが、それについて個人の刑事責任を問うことまでは予想されていなかった。そこで、軍事裁判所で平和に対する罪について処罰することは、事後法の適用であり、罪刑法定主義に反するという批判が生じた。しかし、1946年国連総会が平和に対する罪の処罰を含むニュルンベルク諸原則を確認し、その定式化の重要性を認めたことからも知られるように、現在では平和に対する罪が国際法上の犯罪であることは確立しているとみてよい。(日本大百科全集

関連:戦争犯罪靖国神社






2007-03-10 (土) 21:29:10 (4635d)