IMF

「IMF」についてのメモ。IMFとは…
HOME > IMF

International Monetary Fund国際通貨基金

IMF †

第二次大戦後の国際通貨制度の安定を目指すブレトンウッズ協定に基づき,1945年に設立された国際通貨・金融の協力機構(本部:ワシントン)。国連の専門機関。

加盟国は出資義務を負い,金・ドルを基軸とする固定相場制の下,為替取引を自由化し,国際収支が悪化した国は資金の融通を受けられるとされたが,1973年以降の変動相場制への移行に伴い,その性格をやや変えた。

日本は1952年に加盟。

 加盟国は,割当額に応じて金や自国通貨などを出資する一方,国際収支が赤字になった場合などに,割当額に応じて外貨を引き出すことができる。加盟国は当初,自国通貨の平価を設定し,これを維持するために為替市場へ介入する義務,あるいは経常的な国際取引を自由化する義務を負っていた。

 しかし,78年のIMF協定第2次改正において,変動相場制の浸透を背景にそれらの義務は廃止された。また,IMFは80年代には累積債務国の救済,90年代では東欧並びに旧ソ連諸国の市場経済への移行支援や,94年のメキシコ通貨危機,97年のアジア通貨危機に見舞われた諸国の経済支援に主導的な役割を果たしてきた。

国際通貨基金(IMF) †

Internationa1 Monetary Fund

世界銀行(World Bank 正式名は国際復興開発銀行International Bank for Reconstruction and Development)と並んで、戦後の国際金融を支えてきた国際金融機構。1944年にニューハンプシャー州ブレトンウッズ(Breton Woods)で聞かれた国際会議で設立が決められたため、戦後の国際金融体制をブレトンウッズ体制と呼んだ。

世界銀行が復興開発を目的とした資金供与を担当し、IMFは固定レート制と通貨安定化に必要な資金を融資する役割を果たしてきた。また、GATTが戦後の貿易自由化を促進したことと併せて、戦後の貿易と国際金融のシステムをIMF-GATT体制とも呼んだ。

1971年8月のドルの金交換性停止(ニクソン・ショック)を契機にしてドルなどの主要通貨が変動レート制に移行し、さらに先進国の多くが必要資金を国際金融市場で調達するようになったため、IMFの融資は発展途上国向けに比重を移していった。また、94年メキシコ通貨危機や97年アジア通貨危機のような通貨危機に対して、危機発生国の通貨金融安定化を支援する融資プログラムを組むこともIMFの重要な役割。

ただし、IMF支援プログラムは、IMF支援が期待できない場合に比べてリスクの高い国際金融投資を増加させ、それがかえって深刻な通貨危機を引き起こすという問題を抱えている。高リスク投資の行き過ぎが原因で投資先国の株価や通貨が暴落しそうになっても、IMFの資金支援が株価と通貨の下落を防いでくれる限り、投資家は投資リスクを考慮に入れる必要がない。このような理由から、IMF支援がない場合に比べて高リスク投資が増え、それが結果的にはIMF支援では救済できないほどの通貨危機に発展するというモラルハザード問題を引き起こす可能性がある。通貨危機を未然に防ぐというIMFに期待される機能を強化するために、IMFの資金量を現在以上に増やすべきか、それともモラルハザードを抑えるためにIMFの支援機能を縮小させるべきか、というIMFの役割の見直しが論議されている。






2007-03-10 (土) 21:29:22 (3727d)