SCPパラダイム

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SCPパラダイム †

 産業組織論の体系化に貢献したメイスン(E.S.Mason)、ベイン(J.S.Bain)などハーバード学派が依拠した基本的分析枠組。

  • S=市場構造(Structure)
    • 売り手や買い手の数、その規模分布、製品の差別化の程度、参入障壁の高さ、市場の競走条件を決める構造的なものをさす。
  • C=市場行動(Conduct)
    • その市場に参加する経済主体、特に売り手である企業がとるさまざまな行動をさし、価格政策、生産量決定、設備投資、研究開発、マーケティング、さらには企業間の提携や共謀などの行動も含む。
  • P=市場成果(Performance)
    • 主として社会的厚生の立場から見たその市場の成果をさすもので、生産や資源配分における効率性、技術進歩や経済成長、あるいは公正さなどが中心となる。

 市場構造Sが市場行動Cを決定し、市場成果Pのいかんは市場行動Cによって決定されるという因果が存在すると考える。すなわち、S→C→Pという因果関係があることを示している。

 しかし実際には、それだけで説明するのは不可能である。研究開発は新製品を生み出し、マーケティング活動はブランド力を強めることにより、製品の差別化や参入障壁を高める。企業間の合併は企業数を減らし、企業の多角化は他産業への参入をもたらす。これらはいずれも市場構造を変えていく。従って、S→Cばかりではない。

SCPパラダイム批判 †

  • シカゴ学派
  • コンテスタビリティ理論
  • オーストリア学派
  • 戦略的行動論





2007-03-10 (土) 21:29:37 (3931d)