X非効率

「X非効率」についてのメモ。X非効率とは…
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X-inefficiency

X非効率  †

  • 従来の経済理論から想定される企業経営の最小費用と現実との差。
  • 公営企業や参入規制によって保護されている産業に属する企業など,市場が競争的でないときにしばしば観測される企業の費用水準の上昇,または費用水準上昇の原因と考えられている経営者や従業員の非合理的行動の総称。
  • 企業の理論上達成可能な最大効率に対する現実の効率の低さ
  • 独占による競争欠如や大組織での非能率・管理組織の欠陥

などによるとされる

  • アメリカの経済学者ライベンシュタイン Harvey Leibenstein (1922- ) の学説に基づく。




X-非効率【経済‐経済理論 †

従来の経済理論は、最も効率的な経営のもとでの企業の費用曲線を想定していたが、現実の企業は、経営技術の欠陥、勤労意欲の不十分さ、経営戦略と経営組織等の誤りなどから、最少の費用で経営が行われているとはいえない。この最低の費用と現実との差をX‐非効率という。独占的企業や公社などは競争が存在しないため、時どき費用極小化の努力を怠り、X‐非効率を生んでいる。

  • X非効率性(中央日報・噴水台)

Xが分からない対象を指し示すようになったのは、数学でxが方程式の未知数を表す記号として使われてからだ。 方程式という枠の中に存在するものの、問題をすべて解くまでは自身の正体を現さない未知の数字だ。

Xは‘極端な’または‘極度の’という意味のエクストリーム(extreme)の略字としても使われる。 X−スポーツや一般上映不可であるポルノのX等級などで出てくる表現だ。 韓国では口にしにくい悪口やひどく猥褻的な表現を柔らかく‘XX…’と書く。

これに比べて経済学でXの使い道は味気ない。 米国の経済学者ハーベイ・ライベンシュタインが導入したX効率性理論で、Xは「余分の、または追加的な(extra)」という意味だ。 伝統的な経済学が資源配分の効率性(allocative efficiency)だけを問うのに対し、ライベンシュタインは組織運営の効率性や個人の情熱が経済的成果の差にもっと大きく作用すると主張する。 全く同じ条件でも興味を持って仕事をする組織はX効率性が高く、結果的に成果ももっと大きいということだ。

逆にしぶしぶ仕事をしたり、熱心に仕事をする必要がない組織で低い成果を出すことを「X非効率性」という。 組織運営に非能率的な要素があったり、独占企業のように最善を尽くす理由がない組織で生じる現象だ。 競争がなく、成果を客観的に測定するのが難しい官僚組織は、X非効率性が大きくなる危険が多分にある。






2007-03-10 (土) 21:29:42 (3846d)