- アメリカの行動科学者D・マグレガーが経営管理について名づけたもので、X理論とは、伝統的経営管理が依拠する古い人間観とそれを前提にした諸種のシステムをいい、Y理論は、それに対照される新しい人間観とシステムをいう。
- 普通の人間は生まれながら仕事が嫌いで、できれば仕事はしたくないと思っている、
- このため、人間は強制されたり、統制されたり、命令されたり、処罰すると脅されなければ、目標達成のために十分な力を出さない、
などといった人間観が前提となっている。この人間観にたつと、厳格な監督、金銭刺激、ノルマ(標準作業量)の賦課、規則の多用による管理方式がとられることになる。
- 仕事をするのは人間の本性であるが、条件しだいで、満足したり嫌悪したりする、
- 人間は自分から進んで身をゆだねた目標には自発的に努力する、
- 献身的に努力するか否かは、達成して得る報酬しだいである、
- 人間は条件しだいで責任を引き受ける、
- 人間は問題解決能力をもっている、
- 人間の能力は組織内で一部しか活用されていない、
などといった人間観が前提となっている。
この人間観にたった場合は、能力を引き出す指導型の監督、多面的報酬、参加やコミュニケーションを重視する管理方式がとられる。